映画レビュー第 66 回は [キャプテン・マーベル] です。
ついに、マーベル初の「女性ヒーロー」が登場!
通常は女性主人公のことを「ヒロイン」と呼びますが、英雄的な活躍をする女性キャラクターのことをあえて「ヒーロー」と呼ぶそうですね。
劇中ではもちろん、その名に恥じない活躍を見せてくれました!
むしろ、女性が暴れまわる方が面白い気がしたような……。
ではレビューに行きましょう!
※ 予告編以上のネタバレは、書かないよう考慮しています。
宇宙での戦いの途中、アメリカのレンタルビデオショップ「ブロックバスター」に墜落した主人公のヴァース。
そこで、後のアベンジャーズ計画発案者であるニック・フューリーと出会うことになるが、どうやら彼女には過去の記憶がない。
その記憶を探す旅のなかで、たくさんのトラブルが彼女を待ち受けています。
自分は何者なのか?
戦うべき敵は誰なのか?
どのようにしてアベンジャーズ計画は生まれたのか?
ひとつひとつ、謎は解き明かされていくことになります。
さてこの映画、主人公がマーベル初の女性であることのインパクトが凄く大きいと感じました。
調べてみると、監督もマーベル初の女性のようですね。
男性ヒーローが暴れまわるのはもはや当たり前ですが、「女性が敵を次から次へとぶっ飛ばす」というのは相当な目新しさや見ごたえがあります。
2 時間、ついつい見とれてしまいました。
また、ドン! ガン! バン! という展開ではなく、ネタバレになるのでうまく言えませんが、女性監督ならではの世界観が表現されていたと思います。
思っていたことは正反対だった、なんてこともあるでしょう。
悪と戦うだけでなく、いろんな登場キャラクターに感情を揺さぶられながら真実に向かって進んでいく主人公。ホントに目が離せません。
そして、この異次元の強さを持つキャプテン・マーベルが、次月のアベンジャーズ最終作に飛び入り参加します。そう思っただけで、興奮度 MAX !!
やはり、真打 (しんうち) は遅れて登場するのですね (笑)
空を飛べ、手からビーム (フォトンブラスト) が出せる。
耐久力 (堅さ) もバツグンで、宇宙空間でも活動でき……あれ?
アイアンマンの立ち位置がヤバイ !?
ふたりとも、がんばってください (笑)
最後に、この映画が公開される前に亡くなった、マーベルヒーローの生みの親であるスタン・リー氏へ。
「THANK YOU, STAN」
★ 今回のポイント ★
・マーベル初の女性ヒーローが大暴れ!
・過去の記憶がないため、自身のことはもちろん、何をすればいいのか、誰が悪いのかも分からない
・ゲームボーイやストリートファイター II’ TURBO など、なぜか日本のゲームがちらほら映る
・スタン・リー氏、最後のカメオ出演
[キャプテン・マーベル]
■ 監督: アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
■ 出演: ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、ジュード・ロウ、ラシャーナ・リンチ、アネット・ベニング、スタン・リー
■ 配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ