映画レビュー 70 [ジョーカー]


映画レビュー第 70 回は [ジョーカー] です。

ジョーカーと言えば、もちろんバットマンシリーズに登場する最狂最悪の敵役!
ピエロのペイントを施した、あまりに有名なキャラクターですね。
今回は、そのジョーカーが主役となって大活躍……ではなく、どのようにして誕生したのかを追いかける作品です。
なんか地味?
確かに、予告編を見てもまったく爽快なシーンはありません。
そのゆがんだ環境がジョーカーを誕生させてしまった……。そこが見どころです。

ではでは、レビューへ Go!

※ 予告編以上のネタバレは、書かないよう考慮しています。


のちにジョーカーとなってしまう運命である、アーサー・フレック。
もちろん、最初からピエロのペイントをして生まれてきた訳ではありません (笑)
暗い雰囲気ではありますが、アーサーはコメディアンを夢見るオジサン。
人々を楽しませたい。その気持ちの表れなのか、コミカルなピエロの姿で働いています。
しかし、その仕事もなかなかうまくはいかない。
奇妙な笑い方をする特徴もあってか、世間からも相当ぞんざいに扱われているアーサー。
見ていても、救われるポイントはまったくありません。
それでも、母だけはきちんと介護している優しいアーサー。
「もういい。誰かアーサーを救ってあげて!」と思ってしまいます。

しかし、このままの超不幸な流れだけだと、アーサーは最狂最悪のジョーカーになるような気がしません。
無差別に暴力を振るう、あの残虐さもない。
むしろ何もできず、静かに一生を終えるような感じ。

ここからアーサーの人生は、どのように変わっていくのか。
少しでも救われるのか。はたまた落ちていくのか。
衝撃の瞬間を、ぜひ皆さんの目で確かめてください!
今までの映画とは違い、何とも言えない気持ちになると思います。

※この映画は R15+ 指定 (15 歳未満は見ちゃダメ) です。とても残虐なシーンがあります。また、見ているこちらの気分がガクンと沈んでしまう……かもしれません。15 歳以上でも、気持ちの弱いかたにはオススメしません。

★ 今回のポイント ★
・アーサー役の、見事なまでの怪演!
・なぜ、あんなに奇妙な笑い方をするのか?
・心優しいアーサーが、残虐なジョーカーになってしまう衝撃的な経緯!
・劇中の音楽がとても Good !

[ジョーカー]

■ 監督: トッド・フィリップス
■ 出演: ホアキン・フェニックス、ザジー・ビーツ、ロバート・デ・ニーロ
■ 配給: ワーナー・ブラザース

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