つい先日、Google から Android 端末向けに「新キー配列」という非常に挑戦的なものがリリースされました。もう、使ってみるしかないじゃないですか (笑)
と言うことで、早速インストールしてみました。
左列には、母音である [A]、[I]、[U]、[E]、[O] が並んでいます。
中央~右列には、子音である [K]、[S]、[T]、~、[R]、[W] が並んでいます。
つまり、右の指で子音を選び、左の指で母音を選ぶ、というスタイルのようです。
[K] と [A] なら “か”、[H] と [I] なら “ひ”、といった具合ですね。
しかし、”が” を入力したい場合は、[K] を右フリックしてから [A] をタップすると考えると、面倒だな……と思ったら、何と、”くーくる” と入力すれば、”グーグル” が変換候補に出てくるではありませんか!
「なかなか分かってるじゃない (笑)」
つまり、”が” や “ぱ” のような濁音・半濁音を気にせず入力しても、きちんと変換できるということですね。
ただ、やはり従来のフリック入力に慣れてしまっていることや、特に男性の大きい指を 2 本駆使するには少しスペースが狭いかな、ということを考えると、使い続けるかは難しいところですね。
また、記号や絵文字の呼び出しも少し面倒に感じてしまいました。
[一般記号]、[矢印 数字] などに小分けされていて、一覧でざっと探すことができなくなっています。
これは痛いかも。
という感じで、全体的によく設計されているソフトなのですが、やはり今までの入力方式に慣れてしまっている方には、ちょっと辛いかもしれません。肩がバリバリに凝るところからの再スタートになるので (笑) ですが、これから Android 端末を使おうという方や、両指で打つのが得意な方、新しいもの好きな方などにはおすすめします。
私も新しいもの好きなので、もうしばらく使ってみようと思います。
では最後に、インストールから実装までの方法を載せておきます。単純にインストールするだけでは使えないので、ご注意ください。私もハマりました (汗)
▼1. [Google Play] から、[Google 日本語入力] をインストールします。
▼2. Android 端末の [MENU] キーを押して、[その他] – [端末設定] の順にタップします。
▼3. [言語とキーボード] をタップします。
▼4. [Google 日本語入力 Beta] (チェックボックス付きの方) をタップします。
▼5. [注意] ダイアログの [OK] をタップします。
▼6. [Google 日本語入力 Beta] (チェックのない方) をタップします。
▼7. 利用統計送信の許諾画面が表示されます。メール等でいつも入力・変換している文字が Google に送信されるのは、どうにも気持ち悪いので、今回は許諾せずに (チェックせずに) [次へ] をタップします。
▼8. [入力方法の設定] ダイアログで [次へ] をタップします。
▼9. 続いて [Google 日本語入力 Beta] をタップします。
▼10. 設定項目がたくさんありますが、最低限として [入力キーボード] 欄で [Godan キーボード] をタップして選択します。 (この時、スライドするだけでは設定されません。必ずスライドした後にタップしてください)
▼11. 端末の [戻る] (BACK) キーを数回押し、ホーム画面に戻ります。
▼12. メモ帳やメールソフトなどを起動し、Godan キーボードになったことを確認してください。もし変わっていなかったら、続けて次の手順に進んでください。
▼13. 設定ボタン (例では、画面右下の工具ボタン) をタップします。
▼14. [iWnn IME メニュー] ダイアログで [文字入力ソフト変更] をタップします。
▼15. [入力方法の選択] ダイアログで [Google 日本語入力 Beta] をタップします。
▼16. 今度こそ、Godan キーボードになったと思います。