映画レビュー第 86 回は [シャン・チー / テン・リングスの伝説] です。
マーベルの中でも、ちょっと異質な感じのする新キャラ映画。
パッと見たところ、ヒーロー感があまりないから?
なんて思いながら見始めたら、大反省の連続でした。これは面白い!
では、レビューに行きましょう!
※ 予告編以上のネタバレは、極力書かないよう考慮しています。
おとなりの国の人ばかりだからか、非日常感があまり感じられず
前情報も入れていなかったため、正直あまり期待していなかったのですが……
「メチャクチャ面白いです!」
予告編を見る限りでは、
テン・リングスを持つスパルタな父に育てられた息子が、
父とケンカしているようにしか見えません (笑)
しかし、そんな単純なひと言では終わらせられない内容でした。
一族の力の象徴であるテン・リングス。
かんたんに言えば、驚異の力を秘めた 10 本の腕輪。
それを手にし、絶大な力を持つ父ウェンウー。
彼の目的はもちろん世界征服……だったが、
父の新しい、そして恐ろしい目的を知ったショーン (シャン・チー) は
それを止めるべく、父のもとへと進む。
果たして、テン・リングスを持つ強大な父に勝てるのか?
父の目的は何なのか? その先に待つものは?
ザックリ、そんな感じのストーリーでした。
いわゆる「ドン! ガン! バン!」ではない、
中国武術ならではの美しい動きに見とれてしまうこと間違いなしです。
それでいて、普通のカンフー映画では終わらず
きちんとマーベルのカラーが練り込まれているこの映画。
もし私のように、見る前のモヤモヤを感じているなら
サッサと捨てて見てください! 超面白いですから!
★ 今回のポイント ★
・壮大な親子ゲンカ⁉
・見ているだけでも引き込まれる中国武術 (カンフー) の動き
・その中国武術の動きと驚くほどマッチした武器、テン・リングス
[シャン・チー / テン・リングスの伝説]
■ 監督: ケヴィン・ファイギ
■ 出演: シム・リウ、オークワフィナ、メンガー・チャン、フロリアン・ムンテアヌ、トニー・レオン、ベネディクト・ウォン、ほか
■ 配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン