映画レビュー第 18 回は、[仮面ライダー X スーパー戦隊 X 宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦 Z] です。
毎回、タイトルが長くなっていってる気がするのはさて置き、スーパーヒーロー大戦シリーズの 2 作目になりますね。期待通り、新旧のスーパーヒーローがたくさん登場します。
※ ストーリーのネタバレは、極力書かないよう考慮しています。
そして今回はギャバン、ウィザード、ゴーカイシルバー、イエローバスターの 4 人がメインでストーリーが展開されていきます。残念ながら、キョウリュウジャーはゲスト的な感じでした。さすがに、ストーリーにたくさんからんでくると、訳が分からなくなるのでしょうね。
個人的には、去年の仮面ライダーであるフォーゼさえもが、大勢のうちのひとりみたいな扱いになってしまっていて、残念でした。「あぁ、もう過去のヒーローなのかな」という感じで (泣) 一応、ほかのヒーローよりはセリフもありましたけどね。
また、敵役で目を引いたのは、ショッカーが「イーッ! イーッ!」とたくさん出てきたこと。もうひとつは、親世代である私たちが当時見ていた [仮面ライダー BLACK] の宿敵シャドームーンが出てきたことでしょうか。さすが、親の心もガッチリですね (笑)
そしてストーリー的には、魔法の力で復活したスペースショッカーが地球に現れはじめ、すでに手遅れに近い状態になっているという話を、ウィザードはギャバンから聞かされます。その魔力の源だ思われるウィザードを倒しに来たことも。しかし、戦いのなかでギャバンは、ウィザードが悪ではないことを感じます。そんななか、地球を守る仮面ライダー・スーパー戦隊と、宇宙を守る宇宙刑事の価値観の違いにより、敵を殲滅するのか、地球を破壊するのかで、ヒーロー同士が対立することになります。
同じ平和を目指すヒーローにも、やはり価値観の違いがあるのですね。大人目線でも、かなり面白い作品になっていたと思います。
この続きは、ぜひ映画を見てください!!
最後に、今回の入場者プレゼント [お助けショッカー (特製ペンスタンド)] は、かなり心をくすぐる一品でした (笑)
★ 今回のポイント ★
・地球を守るものと、宇宙を守るものの、価値観の違い
・多少の犠牲はやむを得ないということを許せるか、許せないか
・短い制限時間のなかの戦い。そして気が付けば……
・スーパーヒーローによる一斉射撃
[仮面ライダー X スーパー戦隊 X 宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦 Z]
■ 監督: 金田治
■ 出演: 石垣佑磨、白石隼也、池田純矢、小宮有紗
■ 配給: 東映