映画レビュー第 33 回は [X-MEN: フューチャー & パスト] です。
[キャプテン・アメリカ] や [マイティ・ソー] など、これまで数々のマーベル作品を見ているのにも関わらず、個人的に X-MEN シリーズは初めてでした (汗)
前回の [ウルヴァリン: SAMURAI] は見ましたけど、あれはシリーズではなかったので、ウルヴァリン以外のメジャーキャラクターがまったく出てきませんでした。
なので、改めてシリーズを最初から見たいんですけど、すでに SAMURAI 以前に 5 作ほどあって、心が折れたまま……。
初回作が 14 年前のものということにもビックリですね!
と、そんなことはいいので、レビューにいきます。
※ 予告編以上のネタバレは、極力書かないよう考慮しています。
今作では 10 年後の未来から始まります。
その未来では、バイオメカニカル・ロボット「センチネル」という、大量かつ圧倒的な力を持つロボットが暴走。まさに世界を滅ぼそうとしています。
カプコン社の格闘ゲーム [X-MEN CHILDREN OF THE ATOM] あたりをプレイされたかたには
「おぉ~っ、あのセンチネルが出てきた!」
という感動が待っていると思います。私もそうでした (笑)
そして X-MEN のメンバーも、次々と無残に倒されていく始末。
もうボコボコです。
センチネル 1 体であれば、がんばれば倒せるんでしょうけど、大量生産ですから……。
「これは絶対に勝てない!」
と言うことで、「50 年前の過去に行って、センチネルが生み出されないように歴史を変えよう」というお話になった訳ですね。
そこで中心となるのが、あらゆる人に姿を変えられるミスティークというキャラクター。
身長や声も含めて完璧な変身ができるため、政府の要人になりすまして政治に介入することも可能。
そしてこのミスティークの能力に目を付けた学者が、この能力をロボット (センチネル) に搭載できたら……、というとんでもない話になってしまった訳です。
とにかく、いろんな人に変身して、いろんな人をだましていく流れは圧巻です!
そしてもうひとり、人の心を読んだりコントロールしたりできるチャールズ・エグゼビア。プロフェッサー X ですね。
人の心が勝手に聞こえてくる。そのため、もう精神がボロボロ。
昔、「デビルマンやウルトラマンってすごい地獄耳だから、うるさいんだろうな~ (笑)」なんて笑っていましたが、現実だと精神崩壊しちゃうんだろうなぁ、とどんよりした気分に……。
そんななか、ミスティークを説得するためにがんばって自分と向き合い、乗り越えようとします。
そんなふたりをメインとするストーリーが繰り広げられていきます。
もちろんマグニートーをはじめ、いろんなジャマが入ってきますが、そのあたりは伏せておきます。
あと気になったのが、クイックシルバーというキャラクター。
その名の通り、音速を超えるスピードで移動できます。
そのため、ひとりで卓球 (片側で球を打ち、即座に反対側へ移動して球を打ち返す) ということもできてしまいます (笑)
そんなクイックシルバーが活躍する戦闘シーンがあるのですが、これは実際に見てほしいと思います。ホント、感動のスローモーションです!
このキャラがいるだけでいいんじゃない? と思わせるようなブッ飛び性能 (笑)
このクイックシルバー、必見です!
(もちろんコロッサスやアイスマンなど、ほかのキャラクターも凄かったです)
ちなみに私は今回、終電の関係でスタッフロールを見られなかったのですが、オマケ映像があったようですね。残念です (泣)
また、今回も私は 3D 字幕で見ましたが、ちょっと 3D は活かされていなかったかなぁ~、という印象。これはちょっと残念でした。
そんな魅力的なキャラクターがギッシリ詰まった X-MEN、ぜひ見てください!
って言うか、私もシリーズをきちんと最初から見なきゃ (汗)
★ 今回のポイント ★
・あまりにも圧倒的な敵が現代に現れ、メンバーが次々に倒されていく
・歴史を変えるため、過去にタイムスリップする
・もちろん過去では、若かりし頃のキャラクターが登場
・自由に、他人に変身できるキャラクター (あらゆる場面に潜入できる)
・人の心を読み、コントロールもできるキャラクター (正直、自分自身がつらい能力)
・超人的なスピードで行動できるキャラクター (超スローモーションの世界が見られる)
・現在は敵対しているキャラクター同士が、過去で共闘
[X-MEN: フューチャー & パスト]
■ 監督: ブライアン・シンガー
■ 出演: ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス
■ 配給: 20 世紀フォックス