ゲームレビュー第 22 回は、[ファイナルファンタジー 12 レヴァナント・ウイング] です。
もはやニンテンドー DS もレトロゲームっぽくなってきましたね。(まだ早い?)
このソフトは我が家の積みゲーのひとつでしたが、1 年ほど前に本編のファイナルファンタジー 12 をクリアしているので「ストーリーを忘れてしまわないうちにやってしまおう!」と決起しました (笑)
では、レビューに移ります。
※ この記事は 100% クリアしたあとに書いていますが、ネタバレはしないよう考慮しています。
今作は、本編であるファイナルファンタジー 12 の続編と言うよりはスピンオフですね。
これは誰? ふたりの関係性は? といったことを気にしなければ、本編をまったくプレイしていなくても楽しめると思います。いろいろ気になるけど (汗)
さてこのレヴァナントウイング、いまさらですがゲームシステムが新しくて面白かったです!
FF 本編のような RPG でもなければ、FF タクティクスのようなシミュレーションでもない。
軍隊の指揮官になったような感じで「全軍突撃!」や「退却!」「ヴァンのチームは右! パンネロのチームは後ろから回復に専念!」といった命令をリアルタイムで出して戦いに勝利する、というシステムです。
これがとても爽快で、操作がめんどくさくない (笑)
どういうことかと言うと、敵を選んで全軍突撃の命令をするだけで、その敵軍を全滅させるまでフルボッコしてくれます。回復もオート。また、前作のガンビットの簡易版もあるので、状況に応じて勝手にアビリティを使うようにもできます。
そのなかに陣取りゲーム的な要素もあるので、一生懸命に戦っていると、いつの間にか遠くの方の陣地が占領され始めている⁉ なんてことも起こります。
また、FF11 や FF12 でやっていた戦略で、敵に遠隔攻撃を一撃与えて逃げ、味方チームの待つ場所まで追いかけてこさせる「釣り」や、同じところをグルグル回って逃げながら戦う「マラソン」も可能です。それくらい奥が深いバトルが DS でできるということ!
もちろん画面が小さいため、混戦になると戦ってほしい敵が選べなかったり、レイズしたいキャラがどこにいるのか分からなかったりと、細かな難点もありました。でも、そんなことはすべて帳消しにできる面白さ!
今となっては入手が少し難しいかもしれませんが、FF ファンもそうでない人も、絶対にプレイしてほしい作品です!
★ 今回のポイント
・FF12 の音楽が流れるため、とても懐かしい気持ちになる
・FF12 とは打って変わって、とても明るい雰囲気
・RPG でもシミュレーションでもない新しいゲームシステム!
[ファイナルファンタジー 12 レヴァナント・ウイング]
■ メーカー: スクウェア・エニックス
■ 機種: ニンテンドー DS