映画レビュー 13 [ベスト・キッド]


映画レビュー第 13 回は、[ベスト・キッド] です。

これは、1984 年に製作された同名映画のリメイクですが、ガラリと雰囲気が変わっていました。
師匠はミヤギさんじゃないし、空手だったのがカンフーになってるし。
と思ったら、ミヤギさん役の方は、すでに亡くなっていたそうです。ご冥福をお祈りします。

と言うことで、ミヤギさんが出てこないのはちょっと寂しかったですが、ベスト・キッド魂はきちんと継承されていました。

いじめられる → 拳法と師匠に出会う → 突貫で、奇抜な修行 → ……といった感じ。
しかも、あのジャッキー・チェンが師匠の役。ハンパない安心感 (笑) もう、勝ったも同然!? しかし、主人公に対して、少し心を閉ざしている感があります。

対する主人公は、なんとウィル・スミスの実の息子、ジェイデン・スミス! ダンスが得意という、積極的で元気な男の子。引っ越した先で、さっそく女の子に声をかけることができるという凄腕っぷり。しかし、これが原因で、いじめられることに……。

そして成り行き上、カンフーを教えることになってしまったジャッキーと、ジェイデンの修行が始まります。

カンフーの修行はもちろんですが、原作とは違って、師匠と弟子、それぞれの心の成長が描かれています。つまり、一方的に教えられるという関係ではなく、お互いが成長していくというところがポイントです! その後、二人が心から打ち解けた終盤では、シリーズ最高の一体感を味わうことができます。

と言うことで、正当進化を遂げたこの作品、ぜひ見てください!

★ 今回のポイント ★
・冒頭の引っ越しで、まったく新しい環境の生活が始まる
・パンチやキックを一切使わず、大勢のカンフー少年を負かしていく師匠
・対局の教え (情けを捨てて、とにかく倒す) を受けている、相手道場の生徒たちと戦うことになる
・きっちりカンフーの修行になっているという、よく分からない動作のくり返し
・時折出てくる、師匠の格言 (見ているコチラにも響いてきます)
・試合の直前にルールブックを読む先生 (大丈夫か!?)

[ベスト・キッド]
■ 監督: ハラルド・ズワルト
■ 出演: ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン
■ 配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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