映画レビュー 32 [アナと雪の女王]


映画レビュー第 32 回は [アナと雪の女王] です。

恥ずかしながら、ディズニーの映画をマトモに見るのは初めてです。
しかも、30 代半ばのおっさんひとりで見てきました (笑) もう余裕ですよ!

ディズニー映画、今までは何となく見ていなかっただけなのですが、正直かなり後悔しました。
「メチャクチャ面白いじゃないですか!」
と言うことで、つたないですがレビューしてみます。
この作品のレビューはかなり多いと思いますので、このページに来られるかたがいらっしゃるかは分かりませんが (汗)

※ ストーリーのネタバレは、極力書かないよう考慮しています。



まず、今回は「3D 字幕」で見てきました。
3D は個人的に当然ながら、字幕か日本語吹替か非常に迷いました。
なぜなら、超話題の主題歌である Let It Go が、字幕の和訳と日本語吹替ではかなり解釈が違うとのこと。
松たか子さんの「♪ありのままの」はかなり聞きたかったのですが、今回はより原作に忠実な字幕の方を選びました。
嫁さんと娘が日本語吹替で見に行っているので、「違う方にするか」という気持ちもありましたけどね。

Let It Go 英語バージョン

Let It Go 日本語バージョン

後から You Tube に公開されている公式 PV も見比べましたが、日本語吹替版は「悩みと後悔からの解放」を、英語版は「成り行きの受け入れと解放」という違いがあったように思います。
何と言うか、英語版の方がパワフルさを感じました。

たまたまですが、個人的に「成り行きに任せ、自然の流れに逆らわず物事を進めることが一番」という考えを持っているので、英語版の思想にかなり共感できた気がします。

「♪これでいいの かまわない 何も隠せない」
今まで魔法を使えることをひた隠しにしてきた。
不信感しか生まなかったし、自分もつらかった。妹のアナには特に。
しかし、あることがキッカケでそれをみんなに知られてしまった。
不幸になるかと思いきや、逆にその足かせを捨てて前に進むことができた。
がんばって隠してきたが、いずれバレること。

「♪二度と戻らない 過去はもう過ぎたこと」
と言ってこぶしを握り、髪を思い切り振りほどく。
ヒーロー映画もたくさん見てきましたが、これほどまで強い握りこぶしを見たのは初めてです。
ここが日本語版だと「♪輝いていたい もう決めたの」です。
まったく解釈が違うので、面白いですね。

「♪これでいいの かまわない 新しい夜明け」
髪飾りを投げ捨て、髪を下ろし、ついに正装から「雪の女王コスチューム」に変身します。
かなり好きなシーンです。
完全に過去を捨てた瞬間ですね。

また、がんばって今までいい子を演じてきたが、その必要もなくなった。
「♪理想の娘はもういない (That perfect girl is gone)」
どれだけ自分を押さえつけられてきたのかが想像できるフレーズ。
ここからの解放感はハンパないです! 泣きそうになりました (笑)

ホントに凄い作品、凄い歌だなぁと感じました。
映画を見た後、You Tube で歌を何度でも見れる・聞けるところもポイントです。
感動がよみがえりますね。

あと、本編の前に [ミッキーのミニー救出大作戦] という短編がありました。
これでもか、という 3D 映像でしたので、こちらも必見ということで (笑)
ミッキーマウスの声には、ウォルト・ディズニーさんの声が使われているそうです。
 (CM 映像とこの短編のおかげで、本編が始まったのは開始 20 分後でしたが……)

そんなこんなで、ほぼ Let It Go のレビューになってしまいましたが、間違いなく元気と勇気をもらえる映画です!
 (その他の見どころは、下記の [今回のポイント] で)
Blu-ray と DVD も発売されますが、ぜひ映画館で臨場感のある [アナ雪] をもらいたいです。
ホント、見ないと大損ですよ!!

★ 今回のポイント ★
・つらかった自分から、一気に解放される瞬間! (泣ける)
・解放感のある主題歌だが、最後は扉を閉めるアニメーションで終わるという感情の交差
・ミュージカル形式なら、キャラクターがひとりでしゃべり続けられるので、キャラクターの思いをより強く感じ取ることができる
・歌のシーンでは、日本語吹替のセリフが、英語の口パクとそれとなく合うように作られているため、不自然さがかなり軽減されている
・劇中の王子様的存在がストーリーの核に入り込めないくらい、女性の力強さが表現されている
・You Tube に公式で主題歌がアップされていて、好きなだけ見ることができる (太っ腹~)
・3D で見たときの、氷の表現は本当に凄い!

[アナと雪の女王]
■ 監督: クリス・バック、ジェニファー・リー
■ 出演: クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ
■ 配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ

カテゴリー: 映画レビュー | 投稿日: | 投稿者:





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

トラックバック URL