映画レビュー 20 [HK 変態仮面]


映画レビュー第 20 回は [HK 変態仮面] です。

ちょうど今から 20 年前の 1992~1993 年に週刊少年ジャンプで連載していたマンガ、[究極!! 変態仮面] を映画化したものですね。当時マンガを読んでいた私にとっては、「あのマンガ、映画にできたんだ~!!」って感じです。タイトル的にも内容的にも、できる気がしないと言うのでしょうか (笑) とにかく「凄いことをした」のは確かだと思います。

※ ストーリーのネタバレは、極力書かないよう考慮しています。



ちなみにこの映画、チケット売り場で「”へんたいかめん” を 1 人」と言うのが恥ずかしいかたでもチケットを買えるよう、タイトルに “HK” という冠を付けたらしいです。何という気の遣いっぷり (笑) そんな私もチケットを買うときに「”HK” を 1 人」と言おうと思ったのですが、何とそこにはタッチパネルの無人発券機……。ですよね、もう 21 世紀ですもんね。
それにしても、お客さんは女性のかたが意外に多かったです。やはり、おいなりさんの魅力に負けたのでしょうか (笑)

そして映画の内容ですが、まず主人公である変態仮面の仕上がりが気になるところでした。
が、キレイにパンプアップされたボディーや「フオオオオオオオオッ!!」という雄叫びはもちろん、ステップの踏み方、おいなりさん、絶妙な声の裏返り様 (マスオボイス) など、
「鈴木亮平さん、カンペキじゃないですか!」
なかでも一番心配 (?) だった、パンティを被ったときの吊り目ですが、パンティの下にマスクを被った形でうまく表現されていました。時折差し込まれる「変態なんだけど、変態だと認めたくない」という思春期的な感情も、かなりおかしかったです。
鈴木亮平さんの顔と名前、もう忘れることはないでしょう (笑)

ヒロインは、仮面ライダーフォーゼに出演していた清水さん。
この子も、相当魅せてくれましたね。変態仮面に恋をしてしまうというおバカ演技はもちろん、白目をむいて気絶したり、プールでのお色気シーンや最後のあのシーンなど……、ホント脱帽 (笑) ヒロインは、もう清水さんしかできなかったのではないか、というくらいです。

ほかにも、敵役のかたがたの変態っぷりや、戦闘シーンの技のひとつひとつ (おいなりさんの多様な活用法) など、見どころ満載で、上映中はほぼ笑いっぱなしでした。
そうは言いながら、弱いものを助けるというヒーロー要素・正義感もきちんと含まれており、その辺はやはりジャンプ作品だなぁと思いました。変態ですけど。

この映画、間違いなく大傑作です! 少しでも気になったかたは、必ず見ましょう!!
ただ、ひとつだけ気を付けてください。
映画館で見た場合、帰りの電車の中でニヤニヤが止まりません (笑)

★ 今回のポイント ★
・最も淫らな正義の味方
・警察官だった父親と、SM 嬢の母親の遺伝子がミックスされ、正義感の強い変態に!
・パンティを被ると、潜在能力の 100% を発揮。ただし、新品のパンティでは無理 (笑)
・おいなりさんで敵を次々と倒していく
・変態の最大の敵は、やはり変態。そして変態にも、さまざまな種類があることに気づく

[HK 変態仮面]
■ 監督: 福田雄一
■ 出演: 鈴木亮平、清水富美加、ムロツヨシ、安田顕
■ 配給: ティ・ジョイ

カテゴリー: 映画レビュー | 投稿日: | 投稿者:





映画レビュー 20 [HK 変態仮面]」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: 映画観たよ(^^)

  2. ピンバック: シネマ親父の“日々是妄言”

  3. ピンバック: 映画のブログ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

トラックバック URL