映画レビュー第 36 回は [トランスフォーマー / ロストエイジ] です。
シリーズでは 4 作目、そして前作のダークサイド・ムーンからは 3 年。
ついに続編がきましたね! 待ってました!
って、そういう私は 1~2 作目を見ていないんですが (汗)
また今回は、上映時間が 165 分 (2 時間 45 分) と少し長かった感もありますが、途中で集中力が途切れることもなく、最後まで楽しむことができました。
それはそれで凄いですよね。
主人公やオートボットはもちろんですが、スティーブ・ジョブズ風の発明家やバラク・オバマ風の大統領など、キャラクターには飽きませんでした (笑)
ではでは、レビューにいきましょう!
※ 予告編以上のネタバレは、極力書かないよう考慮しています。
ちょ、ちょっと!? すごい脇汗!
という、とんでもないシーンから始まるこの映画 (笑)
よく見ると主人公をはじめ、キャストが前作から変わっているようです。
今作の主人公は、一人娘を持つ自称発明家のお父さん。
「あ~ (汗)」って感じですよね (笑) はい、想像通りのダメキャラクターです。
そして、憎めなさもまた想像通りかと思います。
そんなお父さんが、オプティマス・プライム (日本名はコンボイ) と知らずにトラックを買い取ってしまうところから物語は始まります。
これまで幾度となく世界を救ってきたオプティマス・プライムですが、今では指名手配中。
「守り続けてきた人類に、命を狙われるとは」
オプティマス・プライムの放ったこのひと言……、重いですね。
また人類は、愚かな選択をしてしまったのでしょう。
いや、バッチリしてしまいました。
そんな状態から、主人公とオプティマス・プライムとの間に友情が生まれていくストーリーは必見です。
必見と言えば、3 年振りに見るトランスフォーム (変形) も圧巻ですね!
変形前と変形後の姿を見比べると、「車のとき、そんなに部品あったかなぁ……」なんて思ってしまいますが、それは胸にしまっておいてください。
個人的には、手足がやたらにスラリと長いオプティマス・プライムがちょっと生々しい気がしましたが、「日本人体系ではないから」ということにしておきましょう。
もうひとつの見どころとしては、ジョブズ風の科学者が実際のオートボットを入手して研究を行い、変形のしくみを解明したということ。
「人間がオートボットを作り出せるようになる」という恐ろしい技術の実現から、人間の愚かな行為が展開されていきます。
あと、劇中では気づかなかったのですが、私はスタッフロールを見てようやく気づきました。
どうやら字幕版では、渡辺謙さんがサムライ風オートボットの声を演じられていたようです。
「センセイ」「ハイク (俳句)」など、日本を思わせるセリフをちらほら言っていたのですが、そういうことだったとは、という感じですね。
知っていたら、もう少し気にして聞いたのに~っ (笑)
ちなみに、スタッフロール後のオマケ映像はありませんでした。
終電がヤバいかたは抜け出しても大丈夫です。
と言うことで、ただのロボットバトルでは終わらないこのシリーズ。
初めてのかたでも「こんなロボットが地球にいるんだね」ということだけ飲み込めれば、あとはすんなり入り込めると思います。
ぜひぜひ、約 3 時間という至福の時間を楽しんでください!
★ 今回のポイント ★
・主人公たちは珍しく、父と娘の親子。そこに加えて、娘のボーイフレンドという泥沼チーム
・父と娘の親子愛 (泣)
・守り続けてきた人類から、命を狙われるようになってしまった
・日本のサムライ風オートボットが登場
・改めて、車がオートボットに変形するシーンはすごい!
・メカメカしい姿をしているが、意外とみなさん感情的
・車だけかと思いきや、恐竜のオートボットも登場!
・香港の超密集アパートでの、スリリングな追跡アクション
・武器を手にして、人間もオートボットのたちの戦いに参戦!
[トランスフォーマー / ロストエイジ]
■ 監督: マイケル・ベイ
■ 出演: マーク・ウォールバーグ、ニコラ・ペルツ、ジャック・レイナー、スタンリー・トゥッチ
■ 配給: パラマウント映画
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