映画レビュー 51 [LOGAN / ローガン]


映画レビュー第 51 回は [LOGAN / ローガン] です。
 
X-MEN のウルヴァリンを主人公にしたスピンオフシリーズ 3 作目!
とうとうヒュー・ジャックマンの演じるウルヴァリンもラストのようです。(パトリック・スチュワートの演じるプロフェッサー X もラストです) もう、見ない理由がないですよね。

今回は珍しく 3D 撮影されていないようなので、IMAX (超巨大スクリーン) 2D で見てきました。正直、IMAX なら 2D でも思いっきり映画世界に入り込めるので、十分満足できます!
個人的には、MX4D (振動や水しぶきなどを搭載し、シーンに合わせて動く座席) よりも IMAX の方が生き残るかな? という意見になってきました。下手な小細工よりも、視界のほとんどがスクリーンになる方がスゴイです!
しかも、MX4D は不具合 (こちらを参照) も一度経験しましたし、以降もちょいちょい不具合の報告が出ているようなので、信用が……。

とその話はこれくらいにして、レビューに行きましょう!

※ 予告編以上のネタバレは、極力書かないよう考慮しています。



時が過ぎ、ミュータント (かつての仲間たち) はもう存在しない……。
 (ローガンは驚異的な治癒能力を持つので、死ねずに長年生きています)

「ウルヴァリン」と呼ばれていたローガンも、なんとリムジンの運転手として細々と生活していました。街のチンピラには負けないながらも、ちょっと苦戦してしまうくらい老化が進んでいます。体に受けた銃弾も、がんばらないと出てきません。昔はポンと出てきましたよね。
 
また、「プロフェッサー X」の名で知られるチャールズも、いまは介護が必要な状態。すっかりローガンのお世話になっており、車いすどころの騒ぎではありません。お、おじいちゃん (泣)

かつて無敵と言われたヒーローたちが、見る影もないくらい弱くなっており、見ているだけでヒヤヒヤします。日本のヒーロー作品ではなかなか見ないですが、この辺りがアメリカンコミックの面白いところですね。
そう言えば [ダークナイト ライジング] という作品 (バットマンの 3 作目) もそんな感じだったでしょうか。ヒーローも人間。死ぬ直前まで強靭な肉体と精神力を持っているはずもない。ホント、考えさせられます。

さて、こうしてひっそりと暮らしていたローガンですが、あるときひとりの女性から少女の護衛を頼まれてしまいます。しかもこの少女、とある組織から狙われており、悪そうな武装集団がローガンにも絡んできます。と言うことで、仕方なくローガンと少女ローラ、チャールズの逃避行が始まります。無事に組織から逃げられるか? この少女はいったい何者? 何よりもローガンの体はもつのか? と、そんな感じです。

もう一度言いますが、ヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリン、これは見ない理由がありません! 絶対に見てくださいね!

ちなみに今作は、戦闘シーンの描写が凄いです。
ローガンの爪が頭を貫く、腕を切り落とす、首を飛ばすなど、かなりリアルに描かれているので、ニガテなかたは気を付けましょう。
ローラ役の女の子に至っては、完成品を見たらトラウマになっちゃうんじゃ……とか心配してしまいます。何と言っても R 指定 (15 歳以上) ですから、無事を祈ります。

★ 今回のポイント ★
・無敵と言われたヒーローの、老化によって見違えた姿
・容赦ない残虐シーンの数々!
・ヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリン!

[LOGAN / ローガン]
■ 監督: ジェームズ・マンゴールド
■ 出演: ヒュー・ジャックマン、ダフネ・キーン、パトリック・スチュワート、ボイド・ホルブルック
■ 配給: 20 世紀フォックス

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