映画レビュー 72 [スパイダーマン (サム・ライミ版)]


映画レビュー第 72 回は、いわゆるサム・ライミ監督の [スパイダーマン] です。

実は、マーク・ウェブ版のアメイジング・スパイダーマンや、ジョン・ワッツ版のスパイダーマンを先に見ているのですが、
「サム・ライミ版がサイコーだから!」
と友人にアツく言われ、ネットにも同じようなことがたくさん書いてあるので、3 部作ながら手を出してみました。

ということで、レビューに進みます。

※ 予告編以上のネタバレは、書かないよう考慮しています。


個人的には、スパイダーマンシリーズも 3 回目。
さすがに、なぜスパイダーマンになってしまったのか? みたいな流れは知っています。
登場人物も、あぁ MJ (ヒロイン) ね。あぁおじさんね。という感じ。

でしたが、

ヒーローならではの苦悩や、さまざまな心理描写がたまりません!
登場人物はみな、暗すぎず明るすぎず、ちょうどいい感じのテンション。落ち着いて見られます。
はじめてスパイダーウェブで街を飛び回るときの素人感。
手首から突然出てくるスパイダーウェブ! (ビックリしました。ほかの作品ではギミックだったのに)
ヒロインの MJ がモテモテ困っちゃう状態で、ゲットできる気がしない。
(誰にも隠せとは言われていないながらも) 正体を隠し続けることにより、周りにウソをつかなければならない苦悩。
絶妙に「顔を隠せ隠せ!」とツッコんでしまいたくなるシーン (笑)
「CG が古い!」と思ってしまうのは、もう 20 年近く前の映画なので目をつぶりましょう。

あと思ったのは、何とも言えない温度感……。
説明は難しいのですが、作品全体が温かいんですよね。そのまま続けて残り 2 作を見てしまおうかと思いました (が、踏みとどまりました)。「まぁ、映画だからね」といったパリピ的な学生生活もなく、あくまでありふれた生活のなかで起きる出来事だから、余計にリアルに感じられた? 登場人物も最小限なので、親近感も生まれます。
サム・ライミ版は確かに、何とも言えない魅力がありますね。

ということでまだ 2 作残っているのですが、早く見たいです!
それを楽しみに今週の仕事をがんばって、次の週末には必ず見ようと思います。

★ 今回のポイント ★
・「スパイダーマンといえば、サム・ライミ版!」と言われるだけの魅力が確かにある!
・登場人物が最小限でとてもスッキリしており、焦点も定めやすい
・日常を織りなすヒーローならではの苦悩がたくさん感じられ、映画の世界にどっぷり入り込める!

[スパイダーマン]
■ 監督: サム・ライミ
■ 出演: トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、ほか
■ 配給: ソニー・ピクチャーズ リリーシング、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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