映画レビュー第 91 回は [ブラックパンサー / ワカンダ・フォーエバー] です。
ご存じのかたも多いと思いますが、前作ブラックパンサーやアベンジャーズでティ・チャラ / ブラックパンサーを演じていたチャドウィック・ボーズマン氏は、43 歳という若さで 2020 年に亡くなりました。
まだ早すぎる、という理由から代役は立てなかったそうです。
なので、残念ながら国王ティ・チャラとはここでお別れ。
楽しい作品をありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします。
それでは、レビューに移ります。
※ 予告編以上のネタバレは、極力書かないよう考慮しています。
物語は国葬から始まる。
国王であり、ブラックパンサーでもあった兄、ティ・チャラとの別れを終えた妹のシュリ。
絶大な王のいなくなったワカンダ王国。
そんな悲しみのさなか、指導者「ククルカン」の率いる新たな勢力が現れ、ワカンダ王国に圧力をかけてくる。
エムバク (脳筋) が言うには、もしククルカンを倒しても、終わりなき戦争を生むだけ。
(たまには良いことを言う)
ブラックパンサー亡き今、残された天才科学者シュリの決断は⁉
そして、ワカンダ王国はもう一度元気を取り戻せるのか⁉
サッと書けばこんな感じの展開ですが、絶対に期待は裏切りません。
決して辛気臭い話ではなく、新しい展開が期待できる「胸アツ」のシーンがバシバシと入っているため、逆に元気をもらえます。私も今、先の展開が楽しみで仕方ありません。
ちなみに今作を見るには、前作の「ブラックパンサー」さえ押さえていれば大丈夫です。
ほかのシリーズやドラマは見ていなくても、意味不明なシーンは特に無いでしょう。
ということで、ワカンダの新しい歴史を自分の目でたしかめましょう!
「イバンベ! イバンベ!」(やるぞ、の意)
★ 今回のポイント ★
・今作はティ・チャラとの別れを惜しむ物語? まさかとんでもない!
・予告編の 1:36 と 1:40 に一瞬登場する飛行物体はも、もしかして⁉
・気が付けば、ワカンダは女性の戦士ばかりに。
[ブラックパンサー / ワカンダ・フォーエバー]
■ 監督: ライアン・クーグラー
■ 出演: レティーシャ・ライト、ダナイ・グリラ、ルピタ・ニョンゴ、ドミニク・ソーン、テノッチ・ウエルタ・メヒア、ほか
■ 配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
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