[REALFORCE 108US] を買うまでの極限リサーチ (前半)


私が新しい物事に手を付けるとき、必ず行ってしまう壮絶な作業。極限リサーチ……。

今回は、ついにキーボードの最高峰である「REALFORCE (リアルフォース)」に手を伸ばすことになりました。
実は以前の記事でもご紹介しましたが、REALFORCE と人気を争う「Majestouch (マジェスタッチ)」を職場で使っています。

 ▼ Majestouch BLACK 赤軸・フルサイズ・かななし (とにかく爽快な打鍵感!)
 

とは言え、この REALFORCE は安い買い物ではないので、ホント迷いに迷いました。
キーボードに 2 万円ですから (汗)
「自宅用も Majestouch でいいんじゃない?」と思ったり、「今のキーボードが壊れてからでいいんじゃない?」なんて言ってみたり。また、「いったん半月ほど忘れてみて、それでも欲しいようであれば改めて考えよう」などと何度か距離を取ってみたりと、REALFORCE のことを忘れる努力もたくさんしました (笑)

しかし、このブログが 100 記事を達成したこともあり、「むむむ……、やっぱり買おう!」と決意しました。
と言うことで今回は、「私が REALFORCE のラインナップから 108US を選ぶまで」の思考の流れを赤裸々に公開しようと思います。
項目ごとに考え方や選んだ理由を書いていますので、同じように迷われているかたの参考になれば幸いです。(余計に迷うかな……)

■ キーボードカラー

REALFORCE には、ブラック系とホワイト系のふたつがあります。
いつもなら汚れの目立たないであろうブラックを選ぶのですが、REALFORCE は単なる色の違いだけではありませんでした。 (ここ大事です!)
ブラックとホワイトでは、キーの触り心地が違います
つまり、キーに触れたときに指の腹に伝わる感触が違う、と言うことです。
ブラックは何となく「塗料を塗ったあと」のような感じで、少しツルツルとしており、若干キーの角も丸みを帯びている印象があります。
一方ホワイトはザラッとした手触りで、かつキーもいい感じで角があります。
もうここは、好きな方のカラーを取るか、好きな手触りを取るかのどちらかです!
私の場合は、店頭で何度も触れてみたところ、断然ホワイトの手触りが好みでした。
 「でもホワイトって、すごく古臭くない?」
そうなんです。何とも言えないクラシック感 (笑) 見ていて悲しくならないかな、と……。
しかし私の場合、文章の入力中はほとんど手元を見ないではありませんか! と言うことで、
 「カラーって関係あるの? やっぱり手触りの方が大事じゃない?」
というゴールにたどり着きました。
でも正直なところ、この 108US のホワイト一色な感じは意外とイイです。
兄弟の 108UH はちょっと悲しい感じでしたが……。

 ▼108US (一色なので、スタイリッシュ!)
 

 ▼108UH (ツートンカラーが非常にクラシック!)
 

■ キー配列

これには、日本語配列と英語配列のふたつがあります。
日本語配列とは、[半角 / 全角] キーがあったり [Enter] キーの面積が縦に大きかったりする、いわゆる普通の、慣れ親しんだキー配列です。
英語配列とは、[BackSpace] キーや [Enter] キーが横長だったり、記号キーの位置が日本語配列と全然違ったりします。ここでは詳しく書きませんが、プログラミングに向いている配列だと思います。
そして私は、これまで日本語配列だけを使ってきました。
自宅のノート PC や職場にある複数の PC は、すべて日本語配列です。
自宅と会社で、または自宅のノートとデスクトップで配列が違う、という珍現象だけは避けたいと思いました。
どちらかに統一しておかないと、きっと自分自身が混乱するでしょうからね (汗)
あと、それほど回数はありませんが、他人が自分のパソコンをちょっと使うときに「なにこのキーボード! 使いにくっ!」と間違いなく変態扱いされてしまうことも考えられます (笑)
そして極め付けに、REALFORCE のラインナップは圧倒的に日本語配列の方が多いです!
と言うことで、今回は安定の日本語配列を選択しました。
ホントは英語配列も使ってみたいですが、それはまたのちの機会に……。

■ キーの荷重

REALFORCE のような高級キーボード選びでは、最も大事な要素かもしれないキー荷重。
キーを押したときの感触ですね。
これには「All 30g」と「All 45g」、「変荷重」の 3 種類がありました。
迷いましたね~、これを決めるのは……。
店頭に 10 回くらい通って、何度もテストタイピングしまくりました (笑)
 (最後はきちんとお店で買ったので、お許しください)
ひとまずこれらの印象を、次にまとめておきます。

・All 30g
最初は正直、スッカスカに感じました。
キーに指を置いて力を抜くだけで、指がストンと下りてしまうくらいの軽さ。
なので、寝ぼけていると
 「;さlkjdfffffffffffffff……」
のような文字が画面に表示されることになります (笑)
不安になって、自分自身が画面の前で考え事をしているときの様子をチェックしてみると、私の指は何と、キーボードから浮いていることが分かりました。
と言うことは All 30g を使っていても「ffffffffff」の心配はない! ラッキー (笑)
またこのキーボード、打てば打つほど手になじんできます。
しばらく打っていても、まるで疲れない。
それどころかすごく気持ちがよく、キーボードから離れられない。
超自然なタッチ感で、指先に変な力を込めなくてもストンと素直に反応してくれます。
タイピングスピードが上がるんじゃない!?
そんな夢まで見させてくれる荷重です (笑)
出会った瞬間、私に
 「うわっ! 高級キーボードって、こういうことか!」
と思わせてくれました。

・All 45g
最初はベストな荷重かと思っていたのですが、しばらく打っていると、意外と重いことに気づきました。
体感ですが、自分の所持している Majestouch の赤軸よりは重かったです。
赤軸はキーの押し始めが 32g 程度で、2mm くらい押し下げたところで 45g になります。なので、45g に達するときには指に勢いが付いており、あまり重く感じないのだと思います。
一方 REALFORCE は、押し始めで早くも 45g になります。
おそらくこの違いで、同じ荷重でも重く感じたのだと思います。
いつも赤軸を使っている私ですが、店頭で REALFORCE の 45g を打ち始めると、すぐに肩がダルくなっていくのが分かりました。
ごめんなさい、これは却下!

・変荷重。
基本的には 45g なのですが、小指で押すキーだけが 30g になっています。また、ESC キーなどのあまり押さないけど重要なキーが 55g になっているようです。
何度も試し打ちしましたが、基本が 45g なので、やはり重く感じることには変わりありませんでした。
小指側が軽いため、All 45g よりはマシな気がするのですが、決定打にはならなかったです。

さてここまで、ざっと荷重の違いを書いてみました。
しかし、あくまで私の触った感想であり、触る人によって感じ方が違うと思いますので、これらは参考程度にしていただきたい思います。
ちなみに私は、衝撃的な出会いが忘れられない All 30g に決めました!

後半へ続く

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